昨夜のブログを書き終えて、NHKのクローズアップ現代と言う番組を観ていたら
偶然「科学的認知症ケア」について放送があった。
科学的とは、認知症ケアには、経験値と知識が不可欠であり
そんな経験を積むのに時間が必要おと言われてきた。
しかし、意外と経験値と言う、いたってアバウトなスキル評価ではなく
シッカリと科学的な接遇マニュアルに従って接することで
認知症のBPSDは、かなりの部分で緩和され、不安定な精神状態が落ち着きを取り戻すという内容だった。
そのベースとなるが、今、注目を浴びている「ユマニチュード」
ユマニチュードがなぜ認知症の人の安定に役立つかを
科学的に分析した結果、認知症の人とせ距離、視線を合わせる、視線を合わせ離回数や頻度、
そして、相手の体に触れる場所や強さが最大の効果を得る点をエビデンスとして
証明したのです。
寝ている認知症の人を介助する時に、どこまで相手の協力を得て支援しているか?が
大事なんです。そのために、相手の目を見て、相手の資格に自分を確実に捉えてもらったうえで
支援内容を理解してもらうことで、相手の協力を得ることができる。と言うのです。
手におえないBPSDの出現に打つ手無く困惑している介護職は、声掛けをその人の理解を
得る前の段階から、体に触れ眼もあわさず、シッカリと意思の疎通を行っていない場合が多い。
介助している間中、頻繁に相手の目を見て、同時にやさしく体の一部に触れて
危害を加えないことを理解してもらえれば、それまで抵抗していた人が
シッカリと介助に協力的となるのです。
非常に興味深い結果でした。
私たち、認知症介護指導者が研修の中で常に説明してきた「認知症」も
目からうろこの状態でした。
この番組に興味あるなら、再放送、またはオンデマンドを観てください。
参考になりますよ。