認知症に限らず団塊の世代が75歳以上の高齢者となっていく時代を考えると
今のサービスだけで介護は困難な状況が見えてくる。
施設サービスを含むフォーマルなサービスだけでは、到底支えきれない時代の到来である。
支えきれない!とは、量的問題だけでなく、そこに提供されるサービスの種類や質の問題が
かなり大きな課題としてのしかかってくるはずだ。
現に、今既に、要介護者の求めるサービスは多岐にわたり
私たちサービス提供側の持ちえない 分野の要望も出始めている。
また、昭和初期生まれの高齢者に比較すると、戦後生まれの高齢者は意思の主張がはっきりしている。
そして、今、私たちが社会に問いかけたいこととの一つに、どうやって余生を生きていくのか?である。
認知症となって意思表示ができなくなる前に、終末期の姿を考えてほしい。
どのような医療、どのような介護を求めるのか?!
これは、本人はもちろん家族と共に考えておいてほしい。
そんな意味で、医療と介護の両面からスペシャリストお二人に
お話を聞かせていただくつもりです。