ちょっと古い写真だけど、サイクリング途中で歩道橋の上で休憩をとった時のスナップがでてきた。あの時、まだ、それほど使われていそうにない真新しい歩道橋を通り過ぎ、何気なく自転車をとめて階段を上がってみた。
この歩道橋は鈴鹿から津市内までぬけるバイパス上にかけられた歩道橋であるが、完成してから1年ほどが経過している。上に上がってみて、まだまだきれいな橋の上部をみて、いったい誰が?何人の人が行き来するための歩道橋だろう?という疑問がわいてきた。確かに、このバイパスは交通量も多く、道路幅も広い。しかし、山間部を突き抜けるように作られたバイパス。歩道橋の階段に到達するまでに、何段もの階段と坂道を登らなくてはいけない。
小学生の子供くらい元気組でなければ、このような歩道橋を登り、道を渡り、長い階段を下りなければ反対側に到達しない。こんなモノが何で日本の道路には必要なの?
僕は、車を優先する社会が、とてもつもなく無駄な建造物をそこいらに作っているような気がする。橋を使わなくても、車が歩行者を優先的に守ることができる社会であれば、こんなモノは必要ないではないか?
歩道橋の上から下を通りすぎる車を見ていたら、くわえタバコで片手でハンドルを抑えビュンビュン飛ばしていく若い女性ドライバーがいた。ヨーロッパでは考えられない運転する姿勢である。車を移動手段ではなく動く応接間のようにくつろぎながら運転する人が、日本には多すぎるように思う。