40年近く吸ってきたタバコを辞めた!
完全に一本も吸わなくなってもうすぐ2カ月が過ぎようとしている。逆に言えば、まだ二カ月程度なのではあるが・・・・・・
タバコは禁煙外来を利用した。二回ほどカウンセリングを受け、その順番待ちに駐車場に止めた自分の車に戻ってタバコを吸いながら順番を待っていたものだ・・・(・・・・そう! 決して禁煙には結びついてはいなかった)それが、ドクターの一言がきっかけとなり、その日からタバコを吸わなくなった。それの記念すべき日が1月28日である。
何が変わった? タバコを辞めている期間の最初の一カ月は辛かった。本当に少しでも良いのでニコチンを体内に入れたかった。自分の周りにタバコが存在しておれば恐らく禁煙の継続は無理だったろう・・・・偶然、タバコは僕の周りには一本も残されていなかったため、後の誘惑は点在するコンビニである。コンビニに出向けばタバコは買える。この歳だから『年齢確認もフリーパス!」これが一番危険である。禁煙をくじく最大の要因、タバコを入手しやすい環境が整っている。
それでも、タバコを吸わないでいると、いつの間にか『えへん虫」が居なくなるのです。 えへん虫・・・・タバコを吸わない人には無いもので、喉の奥に痰が絡みやすい。実際の痰の量よりも、人間の機関誌の内部にびしりと生えている細かな毛が、気管支内部から異物を除去させるように働いているのだが、喫煙者のそれは、タールがへばりついて、その細かな毛が機能してないらしい。これは、海にもれたオイルタンカーの重油に海鳥が全身オイルまみれにして瀕死の状態のニュース番組で見ることがあるが、まさしくこの状況を私は想像して、タールの恐ろしさを感じていた。
次に空気を吸いやすい。これって意外と喫煙者は知らず知らずのうちに犠牲にしている障害なんだ。肺活量が落ちる。健康的な時には大きな問題は無いが、喫煙者が病に倒れた時は、かなり重篤な問題として喫煙者自身がハイリスクを背負わなくてはならない。病気だけでなく別のリスクまでも喫煙者は負わなくてはならないのは辛い!!
口が臭くならない。(もちろん、喫煙が口臭の原因とは言わないが)、着衣がタバコ臭くない。次第しだいと喉の奥でゴロゴロいっていた「ゼイメイ」が無くなる。それと同時に肺がんになる確率がいっぺんに半分まで減少した。このまま継続すれば、更なるパーセンテージで多種類の高齢者特有の疾患から遠ざかることが可能となる。
本当に病気になると喫煙を呪い、悪しき習慣を恥じるのであるが、その病から回復基調に乗るとその決心もゆらぎやすい。分かっちゃいるけど止められない。僕も禁煙の必要性は感じておりながら禁煙を成功させることの無かった者。だからこそ、言えるが、病気になってから辞めるのではなく、病気にならない為にタバコを辞める。そう考えてほしい。