太陽の家

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ブログ-施設長の部屋

2014/6/10
理由もなく寝付けない夜。

だんだん蒸し暑くなってきた所為か、昨夜の私は朝方の四時まで眠れずに、かと言って本を読む気分でもなく音楽を聴きながら横になっていた。ナイトスタンドは点灯していたが、部屋の明かりは暗く、そのまま寝付いてもよさそうなものの妙に興奮気味で眠れない。

いつも利用者の皆さんや、うちのスタッフにも無理して寝る必要はない。体が疲れてくれば自然と寝てしまうものだ!と強がりを言っている立場上泣き言は言えない。おかげで、今朝はいつもより一時間遅く出勤。出勤したときにはスタッフ全員が集合していた。まあ、施設長でありながらなんとも情けない・・・。

体が睡眠を欲していない状態。つまりは疲れがない!という事なのか・・・と考えながら繰り返しの音楽を聴いていた。

昔子供のころ、眠れない夜には羊の群れの数を数えていた。「羊が一匹!羊が二匹!・・・」のあれである。普通は100匹までにはカウントを忘れ、いつの間にやら眠りの底にいたのが、時として1000匹を数えても凛凛としている夜もあった。数を数えているうちに、数自体がわからなくなり、何頭の羊がいたのかも見失ってしまい、また、最初から数えなおし!って時もあった。ガキの頃から疳の虫がひどく、ひやきおうがん(?だったか??)なる薬を飲まされていたそうである。昨夜の自分は、まさしくガキの頃の疳の虫が騒いでいたんだろうね・・・・。

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2014/6/10
札幌のグループホーム火災に関する追加情報

皆さんへ

おはようございます。

札幌GH火災の原因は、入居時の持参品チェックでライターを見つけきれず、本人がライターで火をつけたことによるもののようです。

精神科系の疾患や認知症という状態にある人が入居するGHでは、入居時の持参品確認が不十分で、火の元になるライターやマッチなどを持参したままになっていると、こうした結果を招きかねないということです。

また、スプリンクラーをはじめ『備え』は大事で、家庭的な設えを壊しかねないから反対してきた人たちもいますが、札幌は前の悲惨な札幌GH火災の教訓を『犠牲者ゼロ』に結びつけられたということではないでしょうか。

おせっかいネットは、まずは自法人での備えを約束事にしています。

備蓄、災害訓練、防火点検、食中毒予防など、天災&人災にしっかり備えていきましょう。

 

 

以上、和田行男氏より送信されてきました原文をそのまま転載させていただきました。

2014/6/9
報道を目にすればするほどつらい事件です。

子供を部屋に閉じ込め、一週間に一度や二度程度しか食事を与えない心境。

だんだんと衰弱する子供の姿をみながら恐ろしくなり、さらなる放置を招く心境。

さらに死んでしまった子供の姿を見て、もっと恐ろしくなり隠ぺいして自分は他の場所に移り住む心境。

今日の報道では、去っていく父親に懇願する息子をしり目にドアを閉めて出ていく心境。

このどれをとっても理解できないこの男の心理。

仕事が忙しいかった。女房に逃げられた。といろいろと言い訳はしているようだが、そんな言い訳は

死んでしまった子供を思えば、まったく意味のない言い訳でしかない。親の勝手で子供を産み、親の勝手で

子供を放置する。

これから先、この男は、どんな思いで残りの自分の人生を過ごすのだろうか? ここに至るまでには、何度もすべてを改善できる

チャンスは存在したはずである。それらのすべてのチャンスを自らの弱い心が台無しにしてしまった結果、悔やみきれない禍根をのこし

それにより関係する人間のすべてが不幸になってしまった。

問題を直視しない、問題に背を向ける気持ちは、さらなる大きな問題に結びつく。それをわからない大人が多すぎる。

こんな幼稚な大人の下で無残に放置され亡くなっていった子供さんが可哀そうで仕方ない。

2014/6/9
札幌のグループホームにて火災!

うちの事業所も加盟している「全国グループホーム団体連合会」の北海道協議会の代表者から和田行男氏を通じて情報を頂戴しました。

このグループホームは札幌市内にあり1ユニット、二階建ての施設。二階部分の居室から出火。入居者は屋根伝いに避難して無事。出火と同時にスプリンクラーが作動し、その効果によりボヤ程度で済んだ。との連絡です。

人的被害がなかったことは不幸中の幸いではありますが、スプリンクラーが作動したのですから、放水による影響を受けて火災以外の被害も正直なところ、事業所側にとっても大変なことでしょう。まあ、死者が出ていない分、事業所として運営は継続できるでしょうが、グループホームのような施設からの出火は、絶対に避けなければいけない問題だと思います。

居室からの出火であるということは、タバコなどの問題でしょうか?詳細については不明ですので、何とも言えませんが。私たちは人の命を預かる事業所です。絶対に火を出さない。その思いを職員一同が共有することが大事ですし、みんなで火災に対して神経質にならなければいけないと思います。

(この情報は、三重県地域密着型サービス協議会のホームページにも書き込みをしました)

2014/6/8
最高の天気、さわやかな日曜日でした。

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津のヨットハーバーの海岸に沢山の愛好家が集まってました。風を受けて波間を飛び回っていましたが、残念ながらこのスポーツの名称をしりません。パラセイリングはボートで引っ張るし・・・ウインドサーフィンは違うし・・・結局、分からずにその場を去りましたが、いよいよ夏ですね。

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ヨットハーバーから海岸沿いに御殿場海岸向けて走っていく途中に松並木があります。しかし、この場所も松くい虫に遣られて立ち枯れしている松の木が多く伐採もされずに残っています。害虫駆除の薬剤はたくさん研究開発されてきているはずの現代でも、これだけ多くの松の木が枯らされるのです。これは、松くい虫だけの単純な問題ではないのかもしれませんね。昔と今の環境の違いが、これらの被害を拡大しているとすれば、人間は自然の驚異に対等の立場にはなりえない、とても無力な動物なのでしょうね。

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この写真は儀典場海岸を過ぎ、競艇場をぐるっと回って三重県で最大手の造船会社(日本鋼管・・・今は名称変更となりましたが)の周囲を囲んでいる堤防道路を走っていると、岸壁近くに二艘のヨットが寄ってきました。しかし、ヨットって、なんでこんなにも知性を感じるのでしょう。僕なんか、自転車にしか乗れませんが、ヨットを扱って海の上を舐めるように疾走してみたいと思うばかり・・・とっても格好良いのですが。夏場、特に今日のようなさわやかな日はヨットって気持ち祈りモノなんでしょうね。

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これだけ汗かいて、これだけしんどい思いして、なぜに痩せない・・・???
(その分以上、食べてるでしょう!!!「影の声」)

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あまりにも天気が良すぎて、白山や青山の方まで綺麗に見えてます。香良洲方向を見てのスナップ。
本日の走行距離  63Km

2014/6/8
2025年の介護

就寝前に本を読みながら音楽を流していた。まあ、いつものパターンと言えばいつもどおり。今日は映画音楽の特集CDを選んでみた。「ニューシネマ・パラダイス」「ディア・ハンター」「白い恋人たち」「ティファニーで朝食を」「おもいでの夏」「ひまわり」等が収録されている。

ニュウシネマ・パラダイスこそ比較的新しい部類の映画かもしれないが、ディアハンターにしろ、もうすでに30年も前の作品であり、白い恋人たちやティファニーなんて言えば40年以上を過ぎている。

今の若い人たちには馴染みの薄い映画ばかりであろう・・・

団塊の世代ではないが、僕もこれらの映画から欧米の文化の影響を大きく受け、そんな未知の世界に憧れていたものだった。世間では、2025年に団塊の世代が高齢者となり、その多くが要介護者となりつつある社会がくる。

よくよく考えてみれば、2025年って言ったって、今から10年後の世界。それほど遠い先の話ではなく、直ぐ先の話。今の若い介護職員の皆さんが、知らない世界。オードリー・ヘップバーンやら、ソフィア・ローレンなどの往年の俳優が活躍していた頃の映画。

施設では「忠臣蔵」や「美空ひばり」だけでなく、さらに洋物スターや音楽家に対する要望も増加してくるだろうね。食事も煮物にパスタとか、チーズとかが加わったりパン食が増加したりと、ここからの10年。介護の現場も時代変化が激しく動いていくような気がする。

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2014/6/7
何もしない一日ってのも逆に疲れが取れないものです。

今日は午前中は雨が残り、昼からこそ晴れ間が見えてきたものの自転車を転がすには路面がぬれすぎのために時間を見計らっているうちに、とうとう夕方になってしまいました。

一日中何もしないで、ソファーに身をゆだねてCSで映画三昧の一日でしたが、こんな日でも一日中ともなると、疲れるものですね。映画を数本観終わって、立ち上がると目が回る!(はははは・・・・)

贅沢なもので、今日も一日ケアの仕事で働く職員もいるのに、僕は一日中、映画鑑賞。一度も施設を覗かず、家に籠りっきり。まさしく引き籠り状態でした。

今日のような一日の体の疲れってのは、自転車乗って汗かいて走り終わった後に感じる肉体的な疲れとは少し違うような気がします。よく言えば健康的な疲れ。今日のような日の疲れは一日、無駄に過ごした反省の疲れ。こんな事なら、少しでも仕事に出ればよかった・・・と後悔しても後の祭り。

明日こそはお天気も少しは回復する模様ですから、自転車に乗って走ってこようかと思います。えっ?明日ですか・・・?それは、明日の風の向きによります。帰路に追い風となるような方向に出ないと、帰り道が辛くなりますから・・・へへへへ・・・

2014/6/6
重度認知症状の人の排便について

重度の認知症高齢者の排便は、本人と家族にとってはとても大きな問題である。特にこの利用者Aさんは、認知症が疑われる頃より徘徊が多く、単独で外を歩き回ることが多かった方で、その時に転倒を繰り返し今は車いす移動を余儀なくされている。車いすの生活は、活動量が制約され、当然のことながら便秘状態になりやすい。Aさんも同様、極度な便秘状態が恒常化して、薬剤に頼らざるを得ない状態に陥ったのである。それまでに、排便を促す食材の摂取や食事中のBGMをモーツアルトに(これは、効果があるかどうかは科学的根拠はないが、どこやらのグループホームの事例で発表されていた方法である)変えてみたり、腹部のマッサージを加えた体操などを試してみたがそれほどの改善は見られなかった。

Aさんは先にも説明したように重度の認知症であり、言葉が不明瞭であり意思の疎通は全く図ることができない。おまけに多発性脳こうそくの影響から幻覚や幻視などに苦慮しているようである。言葉はないが、日によって、時間によって、大声で叫び奇声を上げることが多い。また、自分の想いが伝わらない怒りから、時折、地団駄踏むような怒りを爆発させる時が多くあった。

これら一連の不穏な状態には、幻視、幻覚以外に体の異変を訴えようとしているようであり、その一番の苦痛要因として下剤による腹痛と考えた。それまで、排便があるまで下剤を連続的に投与されていた状態を改めるよう、利用者の家族さんにお願いした。デイサービスから自宅に戻り、決まった曜日に必ず下剤を一定量服用してもらうように切り替えた。

この結果、Aさんの大声、奇声が格段と少なくなった。そして、大声を上げて訴えるときにトイレで排便できるようになった。以前のように時間と場所に関係なくオムツの中で排便していた人が、今ではトイレで排便ができるようになるのである。

これは、認知症で言葉を失っても、その失った言葉は我々が普段使っている言葉であり、その人なりの意思表示は「音声」によって表現している。この意思表示を如何に読み取り、その思いを酌めるのか?が専門職として必要とされる。

2014/6/5
今日も無事終了!なんといっても、これが一番、ホッとする。

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津市手前の白塚漁港界隈の海岸線の松並木に植えられた芝桜と思うけど、きれいに手入れされて美しい花を咲かせていたので携帯でスナップ写真を撮りました。ただ写真の発色がいまいちで、昔のカラー写真のような不自然な色が感じられるのだけど・・・これは僕の目のせいでしょうか?

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さて、さて、今日は一日中雨模様の日。午後からは風も強くなり横殴りの雨となってデイサービス利用者の送迎には神経を使います。これだけ風が強いと、傘が役に立たない。どうしても利用者は雨に打たれる。量が多ければ、少しの時間でもずぶ濡れとなってしまう。特に高齢者の車への乗降は時間がかかるのです。天気さえよければ、そんな時間は苦にはならないものの、こんな天候の時は気持ちが焦ってしまいます。本来は雨合羽でも着てもらう方がよいのでしょうが、雨合羽を脱がすにも時間がかかるのですから、さて、どうしたものでしょうか・・・?

最近読んでいるキュープラ・ロスの「死ぬ瞬間」が面白い。とても共感できる部分があって、人間の生きる姿と死をとても現実的にとらえている点が納得させられる内容である。この本を読むと、他の介護理論や社会福祉理論のテキストがぼやけて見えてしまいそうである。かなりページ数も多く、一気読みができないのが辛いが、それでも何度も何度も読み返しながら、自分で納得できるまでかみしめながら読んでいる。介護や医療を目指す人ばかりではなく、ケアの必要な人を抱える方にも読んでもらえるとありがたい。人間の最終の時を違った視点でとらえることができると思う。

2014/6/4
認知症の人

ここ数日は、特に問題なく生活ができていると安心していた矢先の今日。さっそくアパートの管理人さんより電話があった。

「足が痛いから病院に行きたい。タクシーを呼んでくれ!」と訴える認知症の独居男性の対応に苦慮している訴えがでた。担当のケアマネは生憎不在。仕方なしにデイサービスの生活相談員の私が、この男性の自宅アパートに出向いた。前にも紹介した初期段階の認知症男性利用者である。別に暴力的になるわけでもなく、ただ単に自分の境遇を嘆き悲しむタイプの人で、支援側に認知症に精通していない一般の人の場合は対応に苦慮する。

車に飛び乗り、ご自宅に向かい玄関のインターホンを押す。太陽の家から来ました!と告げると、内側からドアのかぎを開けて玄関に通してくれる。訪問理由を告げて訴えを聞くと、昔からの障害で足が痛むという。立ち話を続けることを避け、部屋の奥の椅子に腰かけ話をしようと薦めると、素直に応じてくれる。

部屋の窓は閉め切られ風が動かない分、室内は蒸し暑い。椅子に座り落ち着いて話をするうちに、次第にこの男性の気持ちにもゆとりができたようで、足の痛みに対し古傷であること、病院へ行っても特に処置のしようのないこと等を自身で話し始める。それと同時に、今日はヘルパーさんが予定に組み込まれていることを思い出し、昼、夜の二回、援助に入ってくれると本人が話し始める。

そのような会話の中に、本人自らが気づき、確認できれば、それで一連の不安感は消えてしまうようである。今度は暇を見つけてコーヒーでも飲みに行こうよ!と誘うと、大喜びで同調してくる。

まだら症状に苦しみながら、部分的に物事を忘れてしまう自分自身に腹立たしく、一人暮らしの寂しさは次第次第に物事を悪い方向に考えがちとなり、思い浮かぶ事は身近な身内を妄想の中に巻き込むことで自分の状態を正当化しようとする。悪気は無くとも、認知症の人は自分に都合よい話を作ってしまう。これらの症状が周りの人間の手を煩わせ、頭を抱えさす原因を作ってしまう。

適切な支援を適宜実践できる協力体制が一番望まれるところであり、今の状況を改善し普通の生活をおくるにはグループホームが適してるのかな。と思っている。しかし、なかなかグループホームに空きは無く、必要な時に適切な支援を提供できるようなシステムが望まれるところである。


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