私の職場には若者が沢山働いている。中には大学に入ったばかりの18歳や19歳という年齢の男の子が多い。彼らと一緒に仕事する時に一番楽しいのは一緒に食事をとる時だ。彼らは本当によく食う。ご飯のお代りなんて3杯、4杯なんて平気。多い時には6杯って子もいる。そして何より、彼らの学生生活は貧しい。だから普段食べられない分、仕事場に来た時には食べれるだけ食べる。今日の夕食はカルビ弁当。その弁当を二人前食べた後に、唐揚げ弁当を一人前、ぺロりと食べてしまう。恐ろしいほど強靭な胃袋をしている。
そんな彼らの会話を聞いていると、そんな強靭な胃袋の持ち主である彼らよりもすごい豪傑が学校にいるという。そして、その豪傑は焼き肉一枚でご飯を3杯食べることができるだの、チキンラーメンに卵を10個入れて食べるだの・・・とにかくむちゃくちゃな生活をおくっている。
親元を離れて大学の寮に生活する彼らの食事は、寮食と言われる食事を寮の食堂で食べている。安くてボリュームがあって・・・しかし、あまり美味しいとはいえない料理らしいが、御飯だけはお代りが自由らしい。18歳や19歳の育ち盛りのころは遊びも、食事も目いっぱい。夜も寝ないで遊んで(バイトして)、体を酷使するから腹も減る。若いから出来るんだ!と思いながらも、自分も若かりし頃は同じように貯め食いをしていたと思い起こす。
そんな暴飲暴食に耐えられる体が若いころにはあった。一日や二日、寝ないで遊んでも眠くなかった。一晩中遊び呆けて次の日一日を肉体労働のアルバイトに行っても働けた時代があった。そう考えると、彼らの親父さんと同じような年齢の自分を改めて再認識してしまった。この連中が、あと数十年もすれば日本を、いや世界を動かしているのかもしれない。