グループホーム太陽の家では、福祉関連の専門学校の生徒さん二人が現場実習を行っている。実習生の受け入れに関してはお知らせ欄でも紹介させていただいたが、今回の私のブログは、彼女たち実習生の一日を取り上げてみます。
実習生とは、既存の社会福祉事業所で実際の現場業務を通して、教科書の上で学ぶ理論としての社会福祉介護技術との違いを直接体験することで、より深く社会福祉を学ぶために設けられています。実習生としては、初めての施設で、それもどのような研修を与えてくれるのか分からない、と言った不安感も拭いきれない中の実習となります。もちろん、もう一方の側面として、自分が学んできた介護技術を実践の場で試してみれる期待もありましょう。
私がこの実習生に感じることは、短期間にどれほど介護に困難が伴い、難しい仕事かを学んでいただきたいと願っておりました。特に認知症介護は、専門性が問われるところです。お年寄りのことが好きです。だけでは介護は出来ません。お年寄りを客観的に観察(言葉は悪いのですが)しながら自立支援を実施するには、かなりのスキルが求められます。そのような現場実習を行っている彼女たちですが、とても真面目に研修を行っています。利用者様の評判も上々で、今日で3日目ですが、「私の孫のよう!」だとか、「一生懸命、やってくれる!ありがたいわア!」との声が聞こえます。
実習期間は1週間と短いのですが、この子たちに関しては、国家資格を取得し社会に出た時に、バーンナウト(燃え尽き症候群)などの理由で福祉の世界から去っていくことのないよう、出来る限り悪い面も、良い面も学んでいってほしいと思います。
あと数日、頑張っていってほしいと思います。そして、将来的に、この太陽の家で経験したこと等が自分たちの仕事の中に活かされるように心から願っています。