太陽の家

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ブログ-施設長の部屋

2010/7/13
職員にひとつだけ文句を言いたい事!

 うちの太陽の家の職員さんは、おそらく同業各事業所に働く職員さんたちの中でも一番すばらしいと思っている。(いや、お世辞ではないよ) でも、常に言ってるように、職員さんのポカが多いことを注意することが多いように思うのだが、どうなんだろうか? 今日も、僕が帰ったとき(夜9時ちょうど)、男子更衣室の電気が着いていた。誰か着替えをしてる様子もなく、駐車場に残る車から男子職員を想像するが、女性スタッフの車ばかりしか駐車場には残っておらず、一応、車を降りてロッカールームを覗いてみるが誰もいない。きっと、最後に着替えした職員が電気の消し忘れをしたのであろう・・・・。

 こんな場面で介護の話を持ち出したくはないが、僕はこのような些細なことでも、介護のすべてに通じる重要な配慮であると考える。高齢者介護には、非常に繊細な配慮と言うか、気遣いが必要であるし、また実際に重要な木月という点で介護職員は持ち合わせていなければいけない必須課題であると思う。しかし、ドアを開け、部屋を出るときにドアをきっちりと閉めない。電気を着けたまま消し忘れがおきる、と言うことは、ゴミが落ちてても気がつかない。ゴミならまだしも、高齢者が歩くフロアーに水がこぼれていても無関心、滑って転ぶことも考え付かない。ドアがしっかりと閉められていないことから、ドアの前で利用者がよろめきドアの方向へ倒れかかった場合など等。考えたら霧がないほど、この施設には危険がいっぱい。

 自分が関わる事、すべてにおいて、職員はもう少し神経を使ってもらいたい。明日、出勤して職員に注意したところで糠に釘なのか?それとも、気づかない職員に、どのように気づきを促すか?と課題は山積みである。

2010/7/13
費用ゼロ円の伊勢道、紀勢道。

今日は、三重県地域密着型サービス協議会の役員会で大紀町まで走った。伊勢道の津インターから社会実験中の高速道路にのっかり、そのまま高速道路を使って紀勢道最終点である大紀町へ。ETCゲートをくぐって「0円」の表示を確認。高速道路を使ってゼロ円は、今回が始めてである。昨日からの天気予報では、西日本地方には大雨の予報が出ており、高速道路での運転にも神経質になっていたが、思うほど雨は降らず、前を走る車の水しぶきのほうが多く、逆にフロントウインドーが汚れて仕方ないほどである。

 高速道路無料化の社会実験区間だけに、平日の昼間にしては通行車両も多く、またトラックの数も普段以上に多いように感じた。それでも、し一般国道を走るよりは信号のない分、また巡航スピードも高速なだけ速い。順調に大紀町まで。津インターから40分程度で到着。途中、サービスエリアでトイレ休憩をとってこの所要時間は十分な結果である。これが週末や祝日の観光客の多い日はどうなんだろうと・・・・?気になるところである。

 大紀町に到着後、昼食を国道42号線におりて沿線沿いの食堂でから揚げ定食を。田舎だからきっと・・・・と思っていたが想像に反して意外とうまい。(お店の方、ごめんなさい!)盛り付けも、味も良く、おまけに食べ応えある量に良心的な価格。これは、高速道路のサービスエリアのレストランで食べなくて正解と一人で納得する。

 大紀町にある役員さんの事業所で会議を行い。夕方の6時に近くなって、ようやく一通りの作業を済ませ、僕以外の役員さんは夕食を食べに出発。僕は、そのまま、大紀町を後にして一路、伊勢志摩まで直行。ほかの役員さんにも聞かれたが、「何のために伊勢志摩まで・・・?」と言う疑問。 元々、うちの事業所の隣にあった家電量販店の店長と仲が良く、昔から家電製品は彼から購入していた。そんな彼も今は志摩の店に転勤したことから、この遠路はるばる・・・やって来ました伊勢志摩へ!と言うわけなのです。今回は、自宅使いのパソコン(デスクトップ)が不調で、その修理を依頼。今回は修理の完了したパソコンを引き取りに志摩まで行くこととなった。こんな遠くまで足を運ぶ手間とガソリン代を考えると、近場の量販店で購入したほうが安いのではという考え方もある事は事実ですが、やはり長年のお付き合いもあるので!ということでご理解いただきたい。

 ところで、伊勢志摩までは伊勢神宮の裏手の山道をクネクネと走って磯部町まで抜けるのですが、この山道を走行中に、夕方の6時半頃ですが小鹿が一頭、道路わきの草を食んでいた。こんなにも交通量も多い道路わきで平気な顔して草を食べる小鹿に少々驚いてしまった。と同時に、帰り道は結構暗闇の中を走ることとなろうが、そのときに鹿の飛び出しって大丈夫かいなぁ~と心配もする。

 大紀町から一時間。伊勢志摩の目的地に到着、パソコンを受け取り、店長と少し話をしてから家路を急ぐ。案の定、帰り道は真っ暗闇。しかし、意外と伊勢方面への車の量も多く、片側一車線のクネクネ道は低速車両のお陰で、スピードも抑え気味で安全に走ることができた。伊勢道に乗ったのは夜の8時。高速は昼間に比べても走行車両は断然少ない。自分の前に数台。時には前を走る車のテールランプすら見えないときもある程度。松阪あたりから小雨が当たり始め、津に近づくにつれ雨の量も増えてきた。伊勢を出て1時間。9時には鈴鹿の自宅に到着。やはり高速道路は早い。このような時間で移動できる高速道路なら最高である。くどいようだが、週末のこの高速道路・・・いったいどんなだろう・・・・?興味あるので、一度週末に走ってみるべか・・・?!

2010/7/12
通り雨の後の夏らしい天気。

dsc02459.JPGdsc02458.JPG今日は一日中、雨が降ったりやんだりと傘をもって出かけるべきか否かで迷いに迷う天候の一日であった。夕方にも車の移動を行い、駐車場の整理を行って、事務所に戻ろうとした時にバラバラときた!(パラパラでは無いのです。この時は大粒の雨がバラバラと降ってきたのです)そして、一度に地面を濡らす勢いで雨が降ってきたのです。

 昔のように家の庭や道路が舗装されていない時代には、通り雨の後は一気に冷却されて、辺り一面がひんやりと涼しくなったものですが、最近のように未舗装の部分を探す事の方が難しい時代となって、通り雨は路面の熱気が一気に空中に発散されて、余計に蒸し暑く感じることがあります。今日も、その典型のような雨が降り、地中に蓄えられた熱気に雨が注がれ、水蒸気として空気中に発散されたような、それは、スチームバスの焼ける石に水をかけるような状態だと考えてもらえばいいのです。

そんな、暑い日本の夏も、もうすぐ。スイカが美味しい、風鈴の音と蝉の声がやかましい。そんな季節がやってきます。夏は嫌いです!と言いきってしまうと、この夏を乗り切る事が辛くなるので、夏は大好きです!という風に言うようにしてます。夏は水遊びしたり、木陰で昼寝したり、夏痩せするから食事には気を配ったり・・・・みなさんも夏バテしないよう、また食中毒にも気を付けて仕事を頑張ってください。

・・・・・ここからは影の声・・・・・

夏に水遊び・・・・水遊び出来るほどと言うか、水着を着れるほどの体型かい・・・?

木陰で昼寝・・・・してたらゲリラ豪雨に襲われて、全身びしょぬれ!というケースも最近は多いし・・・・

夏痩せって、最近ないんだよね! 年齢を重ねるにつれ年中食欲の季節なんだよね!夏であろうが、秋であろうが、何時でも食事は美味しい。全て完食。そりゃ、太るわなア・・・・

食中毒・・・?これまた年齢を重ねるにつれ食中毒も起こさない程、胃腸も元気。多少腐っていても大丈夫!とにかく太っているからか、ウワバミのような胃袋なんです!

 は~ア、これでは、この夏、スリムなパンツにタイトなTシャツで恰好良く!なんて夢じゃい!

2010/7/12
グループホームの外部評価の調査を終えて。

 平成22年度のグループホーム外部評価の調査を今日終えた。昨年は私が一人で対応したが、今年は管理者が上垣外君に変更となり、全ての調査を彼一人で対応してもらった。毎年毎年、外部評価の調査を受けて思う事は、来年こそはパーフェクトにしてやるぞ!という気持ちになるが、それが、どう言う訳か、調査美を迎えると何かしらの穴が露呈する。一年は非常に早く過ぎ去ることと、求められる項目が、必ず次の調査日までに見直され、必要な事項が実施されていなければいけないと言う点で失敗を繰り返しているようである。

 今年与えられた課題については、まだしっかりと要点がまとまり切れていないので何とも言い難いが、一つだけ、職員全体に理念の共有が出来ていない点を指摘された。確かに、理念は掲げているが、掲げているだけでは不十分と言えば不十分である。理念を理解しているのが経営者でもある施設長だけと言うのも、はなはだ寂しい限りである。寂しいと言うより、施設長の一人相撲と言った方が正しいかもしれない。

施設長ばかりが、理念も素晴らしく、認知症介護を十分に理解していても、同じ理念と介護スキルを職員全体が共有しなければ、そこにある介護は夢の中の夢のレベルである。この点を十分に反省して来年こそはパーフェクトを目指したい。

2010/7/11
国政選挙の投票率。

今回の参議院選挙の三重県における有権者の投票率は47%、前回選挙より0.05%マイナスと言う結果だそうだ。有権者の半数に満たない県民しか投票していない現実に驚きと嘆きを感じてしまう。話はまったく別の話題となるが、今回の7月の三重県地域密着型サービス協議会(旧称、三重県グループホーム連絡協議会)の定例研修に際し、会員事業所へのアンケート調査を実施した。アンケートの有効回答率は51%。これまた、半数の事業所しかアンケートに回答していない。

 国政選挙は、私達の協議会が実施するアンケートなど比較にならないほど私達の生活に直結した重要な問題であるはず。しかし、この国に生活する人の半数は何に対しても興味を示さないのか?それとも無意味と感じているのか?もちろん、投票に値する候補者が立候補していないという点も無視できない事も事実である。しかし、民意の唯一の表現手段として私達有権者が持っている権利とすれば、候補者の中から自分の考えに一番近い候補者を選んで投票すべきであると考えれる。逆に、自分の考えと全く同じ考えの候補者なんて存在しないほうが自然である。

 誰しも今の現状に満足しているわけでもなく、何かと文句や注文を付ける人が多いにも拘らず、選挙投票に出向かないことは理解に苦しむ。投票日の今日、都合がつかない人も、期日前投票も実施されている。投票にかかる時間は、投票所に遠い地区に住んでいるとしても車で一時間もかけて走る必要のない中学校区に一つ程度の投票所が準備されている。ほんの数十分程度の時間で、国政選挙に関わる事が出来るのであれば、もっと沢山の国民に選挙に参加してほしい。投票率が上がることは、社会も変わる。

 今日の選挙速報を見ながら思った呟きを書いてみた。

2010/7/9
今日の太陽の家は超賑やかでした!

 今日は月に一度の満月の夜かしらと思うほど、非常に賑やかな一日でした。歌は聞こえ、大声で他人に世話をやく人もいれば、あちらこちらで井戸端会議。それも、何時も以上にパワフルな大阪のおばちゃんの乗りの井戸端会議は、事務所の中まで響き渡る。一人が歌い始めると、つられるようにもう一人が黒田節を・・・・色々な歌がクロスオーバーして、シンクロして、おまけに場所が場所だけに共鳴して、いや~ア、大変な一日でした。

 利用者が多い日は、その分一人頭の占有面積が小さくなる。すると、お互いが干渉しあって相互に何かしらのスイッチが入りやすくなるのでしょう。それでも、一日を終えて皆さんが帰る頃には、いつもより楽しそうに帰って行かれた。これって、私達がカラオケに行く時、時として何も理由も無く参加者全員のノリの良い日といくら頑張っても乗れない時があるように、昔のAKB48さん達も今日は相対的にハイテンションな一日だったのでしょう。

こんな日は事故も起こらない、体調不良の人も出ない。全員がベストなコンディションの希少な一日だったのでしょうね。しかし、昼間はしゃぎすぎて、今日の夜に疲れが出てきても困るのです。やはり適度が一番なんでしょうね。

 なるほど、今日の気温も影響しているのかもしれませんね!?今日は一日雨のでしたが、特に湿度も高くなく気温の上昇も抑えられていました。つまり、高齢者にとって、とてもベストな気候だったのでしょう。あまりに厚くなりすぎるとエアコンが入ります。高齢者はこのエアコンの冷気を結構嫌います。寒いと言うのです。27度設定でも僕達には厚くてジメジメとして汗ばんでくるのに、歳をとると肌寒く感じるようです。だから、今日のようにエアコンの力を借りなくとも十分過ごしやすい今日のような天候が一番楽に居ることが出来るからでしょう。

 明日は一日晴れ間が覗き、次の日曜日から一週間は、また雨模様の日々の連続らしいです。次第しだいに湿度も高くなり日中の活動の邪魔になる日も近いと思います。気候変動が激しいこのごろ、年寄りには厳しい日本の夏は、やはりそれなりに厳しい蒸し暑い夏でなければいけないのでしょう。暑すぎず寒すぎず、適度な環境ばかり求めていては、困る人々も沢山いるのでしょうね。しかし、今日は、一日、大変活気がある一日でした。こんあ一日が毎日続けばいいのですが・・・・。

2010/7/9
参議院選挙期日前投票に行ってきました。

投票済証の写真です。

投票済証の写真です。

 グループホーム入居者のお二人と共に先の参議院選挙期日前投票に行きました。鈴鹿市役所12階の選挙管理委員会の特設会場に入り、事前登録を行い、所定の手続きのあと名前を呼ばれるまで入居者の方と一緒に待ちました車いすの利用者は係の人が伴い、歩ける方はそれなりに係の方が付き添い、まずは選挙区選出選挙の投票に、次に比例代表選挙の投票を行いました。係の方の対応は、代筆も含めて丁寧に対応して頂き、今回の選挙に参加して頂いた利用者の方にもそれなりのメリットは多かったと思います。

 認知症グループホーム入居者の選挙権の是非については、いろいろな意見に分かれる事と思うが、僕の意見は認知症となっても記憶に障碍を抱えるものの、特に知識が低下したわけではなく、国民として政治に参加する権利は維持されるべきと考えるのです。今回はご家族の要望もあって初めて選挙に参加しましたが、選挙に参加する事以外にも、今まで拒否の多かった入浴も、選挙に行く事を言い訳にしてお風呂には入っていただけたり、帰宅途中、選挙に行った誇らしげな顔を見せていただけたり、グループホームに入所することで全ての社会的活動が切断されてはいけないと考えます。

 今日の選挙に参加した証に、投票済証なるものを頂戴してきました。ご家族にお送りするべきか、このまま参加者の居室に飾っておくべきかで迷っています。恐らく、居室に飾る事となるかと思います。雨の降りしきる中、車いす利用者一名と自立している方一名の二名。市役所の正面玄関の大屋根の下に車を止め、雨にぬれることなく選挙を終えました。

2010/7/9
アメリカにおける若年性アルツハイマー患者

 今日、アメリカの友人からメールに添付されてきたCBSニュースの映像がある。局の専属のキャスターを務めていた女性が40歳代で記憶に障碍を抱えるようになり、55歳の今、認知症専門の施設に暮す姿をレポートしていた。興味ある方は下のアドレスにアクセスして、その画像を観てほしい。但し、日本語に吹き替えられていないので音声は全て英語である。

http://www.cbsnews.com/video/watch/?id=6601253n

 映像の最初に現役時代の彼女の姿と当時に活躍状況が報告され、その後に施設に暮す彼女の姿が紹介されている。施設で生活している彼女の年齢は55歳。さすがに若く美しい、施設も日本の施設に比較してみても施設らしくない雰囲気である。もちろん、入所費用はアメリカの中でも高額な施設に相当するとは思う。私が1990年にアメリカの認知症ケア施設を数か所見学に行った時。訪問した施設は、アメリカで標準的な施設を中心に回った。その標準的な施設も、この映像で紹介されている施設に近いものであったことから、日本人の考える専門施設との大きな違いを感じてしまう。

この映像をみて施設の違いだけでなく、アルツハイマー病に対するアメリカ人の考え方の違いに注目している。実は、この映像は若年性アルツハイマーの恐ろしさと進行の速さだけをレポートしているわけではなく、アルツハイマーを患った妻をめぐる家庭環境の劇的な変化をレポートしている。現役時代に結婚してアメリカの大手テレビ局で働き、夫婦ともに東京、モスクワ局への赴任等を経験し、その後、妻のアルツハイマーの重度化に伴い施設入所。夫は妻の変化に涙しながら状況を話しているが、今では別の女性(夫と早くから死別)と生活を共にしている。この感覚も日本人と大きな違いがある。

そして、この映像を送ってきた私の友人も、メールにハート・ウォーミングな話だから見てくれ!と書いてきた。ハート・ウオーミングとは、直訳のとおり心温まる話であるが、私たち日本人の感覚からは認知症となった妻を施設に入所させて、自分は新たに別の女性と生活を共にする事は出来かねる。私達の感覚からは、オーストラリアの認知症患者であるクリスティーン・ボーデンさんの話は逆で、認知症と診断を受けてから愛する伴侶を見つけ結婚。夫の支援を受けながら世界各国で講演活動を行っていた。オーストラリアもアメリカも同じ言語を話す国ではあるが南半球にあるかその逆かと言う理由で、これほどまでに考え方が違うのか・・・と不思議には思える。

2010/7/8
二台目の車いす改造車両が届きました。

右側が今回改造して頂いた車両です。右側が今回改造して頂いた車両です。本田技研労働組合 鈴鹿支部さまより当施設二台目となる車いすの改造を寄贈いただきました。

本田技研労働組合の皆様のご厚意に感謝申し上げます。改造車いすのベースは当事業所所有の物ですが、改造費用すべてを労組様がご負担頂き、物自体の受け取りも当事業所までお持ちいただく丁重な心配りに感銘いたします。この車いすを使って、当施設利用される高齢者の方々の移動に使わせていただくとともに、昼食後のひと時をリクライニングさせたシートで仮眠される利用者のかたもみえます。

 本当にありがとうございました。

2010/7/8
大成功!・・・・職員一同、とってもよく頑張りましたで賞!

dsc03299.JPGdsc03303.JPGdsc03277.JPGお知らせにも書いたように昨日は七夕さん。最近では七夕の日には「そうめん」を食べる風習があるそうですが、お陰で私んちは昨日の昼、夜、そして今日の朝の三回連続でそうめんを食べました。そうめんを食べて悪運が流れてくれればありがたい。

そんな話よりも、昨日の七夕祭りに催した職員による演劇について報告しましょう!昨日の演劇は、グループホーム管理者の上垣外君の書いたスクリプトをもとに、職員全員が小道具などの作成を行い、夕方の業務終了後に練習を積み重ねてきて、ようやく昨日の本番を迎えたのですが、流石に練習を重ねただけあってとても面白く、スムーズな演劇として仕上がっていました。利用者の方にも「前回より、ずっと良かった!」との評価をいただいて、職員も満足げであります。

 さて、そのストーリーですが、これは、ハチャメチャ演劇で、遠山の金さんあり、太陽の家デイサービスセンターあり、クロネコヤマトの宅急便あり。年老いた父親(吉田、石河)をデイサービスに通わせたいが願いが叶わない貧しい家族に一人娘(上垣外)が親の為にわが身を投げ出して悪代官の元で働いてお金を得ようとするのですが、悪名高き代官(妻鹿)が娘を手籠めにしようと企むのでした。その情景を観るに見かねて登場するのが高貴な金さん(村上)、悪代官をやっつけ、美しい(?)豚・・・いや娘を助け出す。そうやって稼いだお金をもって家に帰った娘は、そのお金で体の不自由な父親をデイサービスに通わせることになりました。デイサービスに通うようになって、体の不自由な父親も元気を取り戻し、家に帰るのですが、またまたリハビリの甲斐もなく、転倒して怪我をするというストーリーでした。

 演劇には、舞台衣装や背景、効果音等が必要です。それらの細々とした細工を手分けして作成し、当日も黒子(川合)、カンぺ担当(玉腰)、ナレーション(森)、音響(高木)、利用者フォローに(真弓、坂口)、記録(加藤)と全員が参加して、この劇を盛り上げてくれました。・・・・・えっ?・・・・私? 私の仕事は演劇評論家として、今回の演劇を評価する事が仕事です。(笑)

 利用者の方々に笑って頂ける、また、真剣に見て頂くには、それなりの準備が必要であることを改めて強く感じました。この劇の為に、職員が費やした労力は、自分自身のプライベートな時間を使ってもらっています。自発的に練習に参加し、この劇を通して職員同士は一体感を感じることが出来たと思います。高齢者介護の現場は、食事、排泄、入浴だけの支援だけに留まらず、このような演劇を観て頂いて、普段の生活にわずかながらの刺激と変化を付けて頂くような支援も必要です。一日8時間、高齢者に接するだけの仕事とみてしまうと、人間味あふれた介護は出来そうにありません。ヒューマンサービスの在り方を考える時、現実の制約や職員同士の人間関係などが大きく左右する場面であると思います。介護の質の向上には、職員のスキルの格差よりも何よりも、職員の連携のとられかたと職員間の人間関係の改善が絶対条件であるように、私自身、今回の演劇を観て感じました。

 このような演劇を職員に毎回強要するものではありません。また、そのための練習を、職員のプライベートな時間に強要する者でもありません。しかし、それ程の気持ちが職員全体に満ち溢れ、お互いが補いながら協力していく態勢づくりの重要性を改めて感じました。そのために必要な援助は行っていくつもりです。今回の職員のみんなの努力に感謝します。


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