太陽の家

  • ホーム
  • 太陽の家とは
  • 施設のご案内
  • サービスのご案内
  • ブログ-施設長の部屋

ブログ-施設長の部屋

2010/6/17
今日は、一人の職員に説教したのですが・・・

 デイサービスの職員一人の接遇の仕方に説教をした。時々、利用者の一人になりすましデイルームの一角(結構センターではあるが・・・)に座って、職員のやる事を眺めるときがある。今日は午後の部を、一人の要介護者になりすまし、利用者の目線で座っていた。挨拶から始まり、今日の日付を話、過去のエピソードなどを交えた交流が行われる。

 以前、職員が毎日のように利用者の方々に、その日のお昼の献立を聞いていたことに異論を唱え、最近、そのような利用者の気持ちを傷つけるような質問はしないでおこう!と取り決めた。しかし、今日の担当職員さんは、僕が利用者の中に混じっている事の緊張からか、今日に限って利用者の方々に、小鉢の内容を聞いてしまった。

 別に利用者の方々の短期記憶を呼び起こす目的で聞く事はやぶさかではない。問題は、その聞き方に有る。

 例えば、今日の小鉢にはきゅうりの千切りがありました。でも、それだけではなかったですね!何が入ってましたか?と質問した。声のトーンもきつく、僕には上から目線の投げかけトークのように聞こえた。そして、その質問の言葉の後ろに無音ではあるが「 思い出せないとは思うけど・・・・」という文言が隠れているように感じたので、僕は腹が立った。

 相手は人生の先輩です。それなりの経験、それなりの苦労を経て今に至っている人達に対して話しかける時には、若い私達としては、もう少し丁寧に教えを請う気持ちで接してほしいと思った。

 誰しも好き好んで老いているわけではない。認知症を患っているわけではない。自然の流れの中で、自分自身の技量、努力や経済力に関係なく、機能の低下をきたしているだけである。ある意味、若者より体力は負けているかもしれない。しかし、それは、年齢によるところであり、その人の責任でも何でもない。そこを介護職員として、専門職として理解する事なくして良い接遇は出来ないと考える。

 非常に小うるさいオッサン気質な話ではあるが、若い人達の考え方を中心に高齢者の介護を行うには、多少なりとも抵抗が伴う。あまりうるさく世話を焼くと、若者の仕事への意欲低下をまねく要因となりかねないが、あえて、その都度ごとに注意していかないと、この子たちは学ぶ機会を無くしてしまうと思う。

2010/6/17
改造車いすの寄贈を受けました。

本田技研労働組合 鈴鹿支部 執行委員 高津 健一様 

本田技研労働組合 鈴鹿支部 執行委員 高津 健一様 

dsc02449.JPGdsc02446.JPG

 この度、本田技研労働組合 鈴鹿支部の皆様のご厚意により、改造車いすを寄贈して頂きました。本田技研さんは、世界的にも有名な自動車の製造販売をされている大企業であり、この鈴鹿市を代表する大手事業所です。今回、本田労組様より既存の車いすを無償で改造できます!というオファーを頂戴し、さっそく当事業所の車いすの一台をお預けしましたのが、今年の5月中旬。それから一カ月程の今日、完成の一報を受け、さっそく当施設玄関口までお届けいただきましたのが、この掲載している写真の車いすです。

 本田技研労働組合の皆様は、この車いす改造を手掛けて17年目という歴史をお持ちだそうで、鈴鹿支部の組合員約6800人強、幅広い専門職の方で構成され、ご自身のお休みの土曜日にボランティアとして集まり、車いすの改造作業をされているそうです。また、市内のほとんどの福祉施設へ改造車いすを提供されており、依頼があれば個人の所有の車いすも改造して頂けるそうです。しかし、残念なことにアルミフレームの車いすの改造は、まだ実施されておらず、今後の強度テスト等の安全面での確認が取れ次第普及活動に盛り込まれるようです。

 また、本田技研労組様は、この車いす改造以外にも種々の社会貢献を実施されており、労組メンバーの方々のポケットマネーをカンパし、めぐまれない人々へ物品を寄贈したり、子供達の社会見学参加を支援したりと幅広く活動されているそうです。最近では若い従業員の方々のボランティア参加が目立ち、20代の方々の改造作業への参加が増えているそうです。

 実際に私も頂戴した車いすに腰かけてみましたが、リクライニング機能付きシートは座り心地も抜群、とても乗り心地の良い車いすに改造されていました。車いすは、簡易的な移動手段であるのですが、それだけに乗り心地は今一つな点がデメリットでありました。もちろん、車いすで一日中過ごす環境は無くしたいのですが、そう言いながらも、ついつい長時間の車いす利用を余儀なくされる現実に、とてもありがたい椅子が完成したように感じました。

 さっそく、太陽の家の利用者の皆様にお披露目し、ここに至った経緯を報告しました。

 本田技研労働組合 鈴鹿支部の皆様、そして、今回のお話を取りまとめて頂きました執行委員の高津健一様、本当にありがとうございました。職員一同、利用者の皆様を代表して心より御礼申し上げます。

        太陽の家 施設長   玉田 浩一

2010/6/15
ホームページサーバーのシステム改良による閲覧制限のお知らせ

昨日215分頃から本日の450分頃まで

グループホーム太陽の家様ホームページならびに、

三重県地域密着型サービス協議会様ホームページにおいて、

アクセス不可となる障害が発生しておりました。

 

原因と致しまして、弊社が契約しているサーバー会社において、

データベースサーバーに接続ができなくなる障害が発生し、

これを利用しているホームページにおいてCGIおよびPHPのプロセスが滞留し

500 Internal Server Error」のエラーが発生する不具合へと繋がっておりました。

 

本日5時頃に滞留しているプロセスの終了処理を行い、

復旧が完了しており、現在は通常にアクセスいただける状態でございますが、

前回並びに度重なるアクセス障害であったことを弊社としても深く受け止め、

契約しているサーバー会社へ改善を求める連絡を致しましたところ、

明日の616()にハードウェアの交換をして頂くこととなりました。

 

時間は明日の616()AM200AM730までの間に、15分~30分程度の

サーバー停止を伴うハードウェアの交換メンテナンスとなっております。

大変恐れいりますがメンテナンス中は、一時的にアクセス不可となり、

ホームページが閲覧できない可能性がございます。

ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力お願い致します。

 

また、度重なるご迷惑をお掛け致しました事、心よりお詫び申し上げます。

 

2010/6/15
システム トラブルに関して

 太陽の家のホームページが今月二回、10日及び15日に閲覧できない障害が発生いたしました。これらのシステムトラブルに関しては、サーバー及びシステム会社の両社宛、システムの管理の徹底と改善を申し伝え、現在原因を調べております。

 太陽の家のホームページを観ることが出来ず、特に大きな支障は発生していないとは思いますが、今後、このようなシステムトラブルノ発生しないよう、関係者一同精査するつもりです。この度は、皆様にご不便をおかけしました事、こころよりお詫び申し上げます。

    太陽の家  施設長

2010/6/12
認知症介護研究・研修大府ネットワーク東海ブロック研修2010に参加。

 本日は、ポートメッセ名古屋 交流センター3階会議ホールに於いて開催された「これからの認知症ケアのみちすじ」と題した認知症介護指導者大府ネットワーク東海ブロック研修2010に出席しました。午後12時開場、午後1時からの研修です。太陽の家グループホームの上垣外マネージャーと共に出席しました。この研修は本来であると、認知症介護指導者を対象とした研修ではあるのですが、今回の企画には講師として『レビー小体病の日本における第一人者である、小阪先生の講演があることから一般の受け付けもされたようです。レビー小体型認知症は以前から興味があって、もう少し学んでみたい疾患でもあったことで、当初、この研修が発表になって以来、非常に楽しみにしておりました。

研修は、開会式の後に「認知症ケア高度化推進事業」ワーキングチームによる「ひもときシート」の紹介から始まり、この研究テーマも非常におもしろい研究であり、今後の認知症介護の資質向上に際し、非常に効果的な支援方法であるようです。インターネットにおいても紹介されているようで、認知症介護の現場で起こりがちな試行錯誤からバーンアウトへの負のスパイラルへながされる介護現場の苦悩を緩和する効果的な指導方法を教えて頂いたようにおもいます。

 次に、小阪先生によるレビー小体病についての講演では、人間の脳の病気について新しい学説を学び、今後の認知症介護の支援に多面的な視点を養う意味に於いて有意義なお話でした。

 私達の大脳に怒りえる数々の疾患が与える行動、精神への障害を学ぶことは、認知症高齢者を理解する上に於いて、とても重要であり、より深く専門的に学ぶことの必要性を更に感じることとなりました。この研修の結果を、出来るだけ分かりやすく太陽の家の職員さん達に伝えることが、次の私の役目と思います。

 病は忌々しい敵ですが、その病に冒されてしまった人を理解し、受け入れていくためにも介護する側がそれらの病を理解する事が、何度も言うようですがとても重要な要素となります。

2010/6/11
職員の気づきに感謝!!

昨日の私のブログ(太陽の家 デイサービスの課題)を読んだ職員が自発的にブログをプリントアウトして、回覧して読んでくれた。このブログは基本的に、太陽の家の職員が読んでくれる事を基本と考えていることから、今回の行動は非常に嬉しかった。また、同時に、職員の中にも同じ課題意識が芽生えているという点でもありがたい。

 採るに足りない些細なことも、丁寧に大事に皆が同じように考え、共に解決できるよう努力することの積み重ねが施設サービスの質の向上に非常に有意義である事を思えば、この調子で職員のベクトルを向上できるよう、私的にも努力する必要があると改めて感じた一日であった。

2010/6/11
恰好よく歳をとることへの憧れ

Sir Thomas Sean ConnerySir Thomas Sean Connery 前回のブログで恰好よく年齢を重ねると書いた。よくよく考えてみると、年齢を増すごとに恰好よく居る事の難しさは並ではない事に気付いた。世間一般によく言われる『加齢臭』問題、『しわとシミ』の問題など。ケアしなければいけない事項が年々増えてくる。経済面でもそうだが、自分自身の気力の点でも、次第しだいと「どう~でもええか・・・・!」となりがちである。

 僕が憧れる高齢者俳優と言えば、写真のショーン・コネリーや以前にもブログで紹介したとおりフランク・シナトラとなる。特にショーン・コネリーは、彼の出世作007シリーズの頃よりも晩年の顔に憧れる。知的でありセクシーである。特に唇にセクシーさを感じる。男の僕が唇に惚れると言うのもなんだが・・・髪の毛が薄くなっても、彼のしぐさや話し方にはイギリス人紳士の風格が感じられる。もっとも、ショーンコネリーは、あの007シリーズのヒットのお陰でイギリス女王よりSIRの称号を与えられ今の彼の正式名称は『Sir Thomas Sean Connery』となっている。

 以前に職員から質問を受けた。「家にいるときに、パンツ一枚で部屋の中を歩きませんか?」という問いであった。自慢ではないが、自宅にいる時にパンツ一枚でゴロゴロしている事はまずない。うちの家はこじんまりと小さいので、玄関に不意のお客様がみえた時に、パンツ一枚で歩きまわっていると恥ずかしいから。と言うのがメインの理由ではあるが、それよりも、やはり自分自身、自宅にいても恰好を気にするからである。

 また自分の発する臭いについても、かなり神経質である。昔に比べると香水を使う頻度と量は減ったが、体から汗のにおいが漂うことに、嫌悪感さえ持っている。僕は、特に体臭がきついわけではないが、人間である以上、汗が匂わないわけではない。夏は特に気になるので、洗身には気を付けている。使う石鹸、香水、パウダー類などがその対象となる。

 服装と身だしなみと言う点では、誰しも少しだけ気を付ければ、ほぼ完ぺきにケアする事は出来るが、これが皺やシミとなると環境や体質に大きく影響を受けるわけで、これについては、自分では何ともできない。もちろん大金はたいて美容整形にかかれば、ある程度は若返りも可能なようであるが、そこまで力入れて若返る気持ちも無い。ただ、皺があっても、白髪が増えても、それなりに社会の一員として施金なる行動を継続する事の方が大事である。

 結論として、見た目ももちろん、立ち居振る舞いに関しても年相応な姿を演出する努力が欠かせないということである。もう歳だから・・・・孫もいるし・・・・と自分自らが年齢の壁に負けてしまっては恰好いい年寄りには程遠い。いつまでも気持ちだけでも若くありたい。

2010/6/10
太陽の家デイサービスの課題

  こんな文章を書くこと自体、新規の利用者の獲得には程遠くなってしまう事ではあるが、あえてブログとして書き連ねてみたい。

 私の役目は、この施設の長として、よりよい施設運営を心掛ける責任があり、それは職員間の人間関係、利用者の受けるサービスの質、家族・地域との関係の構築と維持など、多義にわたる仕事を負っているつもりである。そして、サービスの質に関して言えば、これは、今一番重要かつ早急の改善を必要としている課題である。

 その課題とは、利用者全体との交流の時間の使い方である。午前の入浴時間や午後の個別リハやレクの時の進行の仕方に大いに問題がある。どうしても利用者の全員を子供扱いしてしまう職員が多いということである。利用者の病態に関係なく一律に幼稚園の先生のような先導をする職員に問題がある。研修のたびに職員には人間としての尊厳を重視した支援をもとめているにも関わらず、この結果である。事務所で聞いていて非常に腹立たしい場面が多く発生している。

 人間の老化について、しっかりと研修を行い、老化は個人に全く責任の無い次元で、平等に全ての人に訪れることを話してきた。そして、その老化現象を発端として、多種多様な疾病や障害を抱えることとなるのが、簡単に言うところの老化現象である。その点をしっかりと介助者が理解する事から、高齢者を人間として尊厳のある関わりが持てる者と信じている。

 私達の先人であること。豊富な経験を有している事、その事からも、認知機能は低下している事は「知能の未発達な幼児」を相手にしているような態度こそ改めるべきである。

2010/6/10
不可解な若者文化!

(毎日新聞記事より)

カメ 甲羅に落書き「カメデス」 甲府の舞鶴城公園

 この新聞記事を読んで、また写真を観て、最近高齢者施設において問題となった人権侵害事件を思った。亀の甲羅に落書きして放つ事に面白さを感じる神経が、高齢者施設入居者の顔に落書きをして楽しむ介護職員達の神経と同じと思う。この行為自体に何が楽しいのか?今の若者世代の『笑い』に疑問を感じる。

 

2010/6/9
人の老いる姿。

  恰好よく老いてゆきたい。と誰しもが考えるところである。・・・・・恰好よくとは思わないまでも、苦痛もなく安楽に老いてゆきたい。と・・・・誰もが病院に入院して、点滴や経管栄養チューブなどに頼る生活は望まないはずだ! しかし、こればかりはその人の運命のようなところもあり、一概にその人の思いだけでは何とも仕方のない部分でもある。

 さて、老いると言う事は、以上の点からも非常に不安なものであり、歳を重ねるにつれ考え込む事が増えてしまうことも自然の流れでもある。地位や権力また財力に関係なく人は平等に歳をとる。歳をとると体や精神機能が、徐々に低下してくる。但し、この機能の低下は人によって低下の度合いが違うものの、やはり大なり小なり、若いころに比べると全てに於いてスローな状態となってくる。若かりし頃の行動半径は大きい。三重県全域であったり、日本全域であったり、世界であったりして、とても広いエリアでの活動が行われ、それなりの達成感ややりがいを感じて日々が充実しているはずだ。それが、加齢と共に遠距離への出張や旅行に疲れが生じ、それまでのような活発な移動に負担を感じるようになる。

 私だって、20年前には海外を飛び回るような生活を喜んで過ごしていた。しかし、ここ数年は東京に出かけても非常に疲れやすくなってきている。これが海外へとなると、行くのは行っても、以前のように目的地に到着すると同時にレンタカーで渡航先を走り回るような事は苦痛となっている。あと、10年もすれば、この疲れが倍増し、一日ゆっくりとした時間を過ごさない限り、疲れで事故を起こしそうな状態となるだろう。

 行動半径の縮小は、そのまま自分自身の役割の縮小へと意識がシフトされる。シフトされると言うのは、自分もそろそろ年だな!と観念する事を示す。年齢を意識し始め、そうこうしているうちに、同級生の誰かを亡くし、自分の周りの馴染みの人々の影も薄くなりはじめる。そして、感じることは「自分の時代は終わった!」という観念である。

 これらの気持ちの上の『弱気な自分』が、肉体的な機能の低下から発生し、それが次第に心理的な機能の低下に波及していく。活動の範囲は縮小傾向に有り、活動的でなくなることから身体機能も更に衰える。歩かなくなるから歩けなくなる。食欲がわかないから栄養素が偏り不足傾向にある。こうなると人体のホメオダイナミックスは完全に狂い始める。

 生きることに不安感情が常に頭から離れず、その事ばかりを気にし、夜も眠れない、その分、昼間にまだらに眠ってしまう。夜と昼の境目が認識できなくなり、自分ひとりが孤立して病魔に取りつかれているような不安でいっぱいになる。何をしても楽しくないから、物事にチャレンジする気力すら萎えてしまう。

 こうやって、人間は年老いて、次第しだいと動かず、食べずして死を迎えることとなる。これは自然の摂理であるが、今元気な時に考えるには酷すぎる課題である。そして、その中に病気や障害が重なれば、もうそれだけで他者の支援を得なければ生きることを継続できなくなる。

 私達の仕事は、こうした高齢者の生きていくために必要な支援を差しのべながら、出来る限り安楽な生活を応援する事が使命として課せられている。そして適切な支援を行うためにも、高齢者の心理、病気、機能を理解して行かなければ適切な対人援助が出来ない。

 いつかは、私達も自分達の子供や孫の世代の人間に世話になる時が来る。その時によりベターな介護を望むのであれば、今の自分達の行う介護の質が非常に大きな責任を負う事となるのである。将来の日本の介護を満足なモノとするため、スキルアップは絶対に継続していかなければいけない。


2024年 5月
   12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031    
月別表示
最近の記事

  • 太陽の家 お気軽にお問い合わせください
    〒513-0808 三重県鈴鹿市西條町495-1
    TEL:059-383-8383 FAX:059-383-7938
  • インターネットからお問い合わせ
  • お電話でのお問い合わせ
059-383-8383
受付時間/9:00~18:00
閉じる  印刷する