昨日は一日中、三重県総合文化センターんちえケアマネジャーの更新研修を受講していた。
その前の日は。認知症介護実践者研修の講師を、同じく県の文化センターでやった。
今、認知症介護だけでなく、高齢者介護の業界では
地域密着型サービスを推進し、地域資源の活用を押している。
介護保険の需要が増えすぎて財政難もあり、地域の資源をうまく活用し
地域の中で連携しながら高齢者を支えていこうと言う目論見である。
昨日の夜のニュースを見ていると、教育現場においても同じような課題を抱えているようで
先生方の業務が多すぎて時間が足らない。その為には先生の業務負担の軽減が望まれると
この分野においてもPTAや地域の資源の活用を進めようとしているらしい。
確かに地域の資源の活用という名代は聞こえも良い。
とても素晴らしい、地域が責任を分担して支えあっていこうという社会は素晴らしいと思う。
しかし、この鈴鹿市の中心部を含め、人口がある程度密集し世帯数も多い地域は良いとしても
一歩、都心部から離れてしまうと、日中に外を歩いている人もいない
夜間に電灯のともっている家もまばらな地域には
地域資源を探そうにも無理がある。
ましてや、個々の家族構成も小規模に変化している時代
夫婦共働き世帯が多くを占め、個々の生活を賄うだけで目いっぱいの世帯において
どのように地域の資源開発が可能なんだろう・・・
都会ではなく、小さな地方都市に暮らす世帯の生活の現状を分かっているのだろうか?
また政府はどのようなデータをもとに、このような施策を行っているのだろう?
このゴールデンウイークの10連休にしても、
働き方改革にせよ、
大企業で働く一部の者しか恩恵を受けることのできない制度ってのもどうなの?
政治家の皆さん、今参議院選挙で街頭演説では生活者の立場で政治を訴えているものの
本当のところ、この日本をどうしたいの・・・??と密かに立候補者の演説に疑問を抱いている。