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ブログ-施設長の部屋

2023/8/11
認知症道中膝栗毛 第71話 (認知症の世界)

認知症の人は別の世界に住む人・・・て言い切ってしまうと差別用語のように聞こえるが

なかなか認知症を患っていない自分たちからみると異質の人と思えることが多々ある。

認知症を学び、生業としてきた自分たちでも、時々、その行動に驚かされることがある。

例えば、ご自宅に迎えに伺ったら、素っ裸で高齢女性がベッドに横たわっていたとか・・・

朝ご飯を食べてダイニングで寝っ転がって、そのまま駄々をこねる…子供のように・・・とか。

こうやって書かれた文章を読めば笑える事も

ご家族やその場面に遭遇した人にとっては驚愕である。

しかし、それぞれに、それなりの個人的(その人なりの)『理由』が存在することを忘れてはいけない。

まず、素っ裸でいることには、気温やその時の感覚が素肌でいるK十の方が気持ち良かった!と言う理由。

朝ご飯を食べて、その場で床に寝っ転がり駄々をこねるには、それから以降に自分に起こるべく事態に対する

ささやかな抵抗かもしれない。

先程も言ったように、客観的に話を聞くだけなら笑い飛ばせる出来事である。

しかし、そこで家族さんからすると客観的に事態を見ることが出来ないから

イライラする。恥ずかしい・そして怒れてくる・・・

結論から言えば、認知症の人を見る場合は、少し距離を置いて客観的に看ることを心掛けて

そして、冷静に対応することが家族さんにも介護する側にも必要不可欠な要素である。

別世界の人。決して差別用語として捉えないで、その人を過去の思い出の中でとらえないで

今の姿をそのまま取り入れてあげてもらいたい。と、私は思うのですが・・・

認知症の人の奇行に対して、冷静に客観的に看て笑顔で受け入れる事!

共に、其のヘンな行動を笑いながら、手助けしてあげる。そんな余裕が欲しいところです。

 


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