平成22年5月11日(火曜日)午後5時から午後6時まで
太陽の家デイルームにて
テーマ: パーソンセンタードケア
(認知症ケアについて;その人らしい生活を支援するために)
講師 :施設長 玉田
当日はパワーポイントと配布資料と併用します。資料は、今後の個人学習の参考に使えるように内容を濃くしています。研修ではパワーポイントを中心に研修を進めてゆきます。パーソンセンタードケアとは、認知症高齢者の今の状態を詳しく分析して、その人の生活暦、性格、環境や体調を考慮に入れ、その行動が何を起因としておきているのかを考える介護です。今までの画一的なブロイラー式介護ではなく、人として認知症という年齢に伴う諸症状に見失われた「その人」を再発見する介護を目標としています。バリデーションやマッピング技法など世界的に医療と介護の概念が変革してきています。ICIDH(国際障害分類)の医学モデルの考え方からICF(国際生活機能分類)へ、そして健康状態を心身機能、活動、参加、環境因子、個人因子の各要因の相互モデル。人を認知症という名称で観念化しない介護のために、その人を中心に考えた介護に変化しなければなりません。今回の研修では一時間の時間枠の中で広く説明を行いますが、とうてい一時間では語りつくせない程深いテーマです。出来れば、個人的にパーソンセンタードケアについて本を読んでおいて頂くことをお勧めします。今回の研修に参加できない場合は、二回目の研修を今月末ごろに準備します。かならず、職員さんは全員が受講してください。