要介護5、男性、重度の認知症により食事介助が必要。
上下歯ともに問題がない為に、食事は荒刻み、汁モノにはトロミをつけています。
四肢全体的に硬縮がすすんでおり、リクライニング機能付き車いすと介護ベッドで
一日を過ごしています。
最近、食介中にむせることが多くなり
食事前には嚥下マッサージを行っても咽ることが増えてきました。
そこで担当のケアマネが考案したのがアイスマッサージ。
割りばしにガーゼを巻き付けたもの(写真)
このスティックを清潔な水で濡らして丸ごと凍らせます。
食事前に、凍らせたスティックで口腔内を柔らかく刺激を与えるだけの処置ですが
このステップを実践することで、食事介助中に咽ることが無くなりました。
ガーゼ代と割りばし代程度の費用と少しの労力で
食事に咽ることが無くなる。とても有効な処置です。
嚥下困難な高齢者に、ぜひ試してみてください。