三重県地域密着型サービス協議会主催の認知症介護初任者研修が昨日、平成26年6月18日(水曜日)朝10時から午後4時半まで行われました。私も主催者として運営に携わり、朝から会場の準備やらにおわれました。
毎年、当協議会では認知症ケアに際する新人職員さんを対象に「認知症」についての勉強会を開催しています。一日と言えども認知症をしっかりと学ぶには時間は不足気味です。認知症の人を介護する立場として、他の社会福祉施設で働く職員さんとは基本的な姿勢が異なるのが認知症の専門職です。新人さんと呼ばれる人の中にも、高齢者介護の業界では長く勤めあげたベテランさんも含まれています。
そんなベテランさんでも、認知症の人を介護する上で新たな気づきが萌って、提供サービスの見直しを行っていただければ嬉しいですね。認知症の人には、対応の仕方と環境の整備次第では、普通のじいちゃん、ばあちゃんとして生活を継続できることを理解してもらえればありがたいことです。また、認知症グループホームの役割として、地域の認知症介護の要となれるよう、事業所自体も努力しなければなりません。
今後、増えるであろう認知症の高齢者たち。その人々の平穏な在宅生活を出来る限り長く維持できるよう、私たちも地域の役に立っていきたいと願っています。