太陽の家デイサービスセンターでは、昨日より地元の中学校から二名の男子生徒が職業体験として訪れている。デイサービスでは、朝の利用者の受け入れ、コミュニケーション、お茶の提供、ゲームの相手等の作業をお手伝いいただいている。また、同時に、デイサービスにて日常的に行われているケアについても、フロアーリーダーを中心に実習生に対し細かな解説を行っている。高齢者介護の現場では、通常の生活では接することの少ない事象が見受けられる。医療現場とは違って命に係わる事象は少ないというものの、体調の変化、精神的な混乱など普通見ることの少ない場面が存在する。そのような事象に対し、リーダーから実習生に向けて、考えられる原因、身体機能のシステムなどを説明し、そのための支援策、手段、目的を説明している。
太陽の家では、中学生の職業体験に限らず、専門学校生の実習生も沢山受け入れているが、これらすべての実習生に対して介護を理論でなく、実体験の場において私たちが知り得る事柄を伝えることで、実習生自らが考え結論出せるように指導している。