日時 : 平成21年8月25日(火曜日)午後4時10分より一時間
場所 : 太陽の家 デイルーム
出席者 : 真弓、河合、杉浦し、マリア、江藤、赤瀬、事務長
講師 : 施設長
内容 : (テーマ)気づきに関して
1.あなたの思う介護とは、どんな仕事ですか?
食事、入浴、排泄の介助
コミュニケーション
体調管理
家族・地域などとの連携支援
相談援助などがあげられた。
私たちの行っている介護とは、利用者の身体介助だけにとどまらず、生活していくうえで必要な支援を出来るものは実施し、できないものは関連する社会資源に連携を取っていくことなど複数の業務を、その利用者の状態に応じて考え調整する役目を負っている。その中で、利用者の日々の変化を見過ごさないためにも日々の観察を怠らない。利用者のデータは自分の頭の中に入れ、些細な変化にも気づき、適切な支援に結びつけていく努力が求められている。
利用者の思いや求めを察知しても、連携できる良好な関係が構築されていない場合は、社会資源との連携は困難である。横の連絡を密にとれる関係の構築に、職員間の意思の疎通を密に、関係の改善に努力しなければならない。
また、利用者への支援を行う中においても、特定の利用者への苦手意識や精神的負荷を放置することは虐待、身体拘束やストレスの要因ともなる。介護する側の自己覚知を行いながら、自分自身の得手不得手を十分に理解、利用者と接する姿勢が求められている。
他、制度面の説明を行い、日本の社会福祉の変革を紹介。なぜ介護保険制度が必要であるのかを解説する。
現介護保険制度の中で、利用者主体の契約による介護サービスの提供は、市場原理主義を利用した介護サービスの質の向上を目的としている。われわれの提供できるサービスの質の如何によっては利用者数の減少などに即つながる危険性がある。サービスの質の一部は介護職員のケアの質にもよるところは大きく、今後は職員全体のスキルアップに努力を忘れないでほしい。