太陽の家

  • ホーム
  • 太陽の家とは
  • 施設のご案内
  • サービスのご案内
  • ブログ-施設長の部屋

ブログ-施設長の部屋

2019/2/8
重度の認知障害、人としての余生に格差

認知症とは、認知症であっても、認知症と共に、

いろいろと認知症の人への理解を求めて啓蒙啓発活動し

色々な場所で研修の講師を務めてきて

どうしても救えない重度認知障害の在宅老人。

僕の父も重度の認知症で、今では昼夜関係なくまどろんでいる。

僕が気にしている認知症の人は、親父のことではなく

もう少し若い年齢の認知症の在宅生活者。

家族の支援と介護保険を使って、かろうじて在宅を維持できている。

そろそろ在宅生活も限界かもしれない・・・と危惧している。

性格が大人しい人だから、他者に迷惑をかけることなく

ただひたすら、内に籠って 自問自答を毎日繰り返している。

極度の見当識障害のために、不安な時を過ごしている。

状況説明をすれば、その時は理解できて安心するも

直ぐに理解は消耗され、同じ不安な感情で満たされてしまうようだ。

最近は、食事の摂り方も忘れてきたのか、食事介助しても

全部食べきることが無い。

一つは咀嚼回数が多く、こんなにも噛んでいると

胃や腸には優しいかもしれないけど、

食事していることも途中で忘れてしまいそうだ!

自宅に居ても同じようで、最近、体重減少が激しい。

頬がこけてきた。

この人は、家族がこけてしまうと生きてくことも困難に

なるケースのように思える。

特養などの大型施設に入所してしまうと

生かすために胃瘻を造設され、チューブから栄養補給させられ

体に取り付けられたチューブの違和感から

自分でチューブを抜去する行動を抑制するために

抗精神薬をのまされ、次第に寝たっきり状態にされてしまう。

そんなパターンの人がいる。

今は、ぶつぶつ言いながらも、自分で歩き回ることができている。

しかし、些細な条件が重なって、人の生き様が変わる。

自然に生きることは非常に難しい。

そこには家族の思い、社会の決め事、介護施設の都合と

介護者の立場によるさまざまな余生が存在する。

2019/2/8
さァ~て、今日は何を書こう・・・

 皆さんは、NHKの(また、NHK?!と笑わないで!)番組で

チコちゃんっての知っていますか?

「チコちゃんのボーっと生きてんじゃねえよ!」って番組です。

結構、人気番組らしく、街中でチコちゃんグッズってのも

売れに売れているらしい。

確かに、観てると面白い!とてもユニークな番組だと思う。

このチコちゃん、むちゃくちゃシビアな点を拾い上げ

そんなことも知らないと糾弾してくる。

僕たちが如何に普段からいい加減な知識と共に生きているのか・・

ってところなんだけど、でも、よく考えてみて!

チコちゃんが言うように、なんでも深く知っている雑学博士も

いいけど。でも、この番組ってさあ、

とってもチクチクしてない?うまく言えないけど

必死に肩肘張って生きなければいけないし、

追い込まれ他毎日を過ごさなければいけない気分。

生きるのが辛くなるよね・・・と思うわけさ。

別にボーっと生きていたっていいじゃあない!って考えてしまう。

単なるNHKの番組だけど、

今の世の中の世相をそのまま表しているようで

生きにくい世の中なんだな~と思ってしまうんです。


2024年 4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930          
月別表示
最近の記事

  • 太陽の家 お気軽にお問い合わせください
    〒513-0808 三重県鈴鹿市西條町495-1
    TEL:059-383-8383 FAX:059-383-7938
  • インターネットからお問い合わせ
  • お電話でのお問い合わせ
059-383-8383
受付時間/9:00~18:00
閉じる  印刷する