もう、あの大きな地震から24年の歳月が流れているのですね・・・
この鈴鹿でも、あの朝の地震は感じた。
実際、朝、まだベッドの中で寝ていた僕は、阪神・淡路大震災の揺れで目が覚めた。
まさか大阪、神戸方面で、あれほど大きな被害が起きていることなど
想像もできず、ただ単に震度3位の規模の地震が起こった程度の認識しかなかった。
東北の大震災の時は、日中の出来事で、直ぐにテレビの速報を見ながら
地震の規模に驚き、次に津波の航空映像に目を疑った。
実際に東北で、町全体に水が流れ込んでいるとは思えなかった。
映画の世界、そのもので現実とは思えなかった。
ビッグニュースと言われる災害や事故の映像は
僕の人生に中でも結構な数の報道が記憶に残っている。
アメリカ、ニューヨークのワールド トレードセンターに旅客機が突っ込んだ映像も
鮮明に脳裏に残っている。
女房を連れて、あの世界貿易センターの屋上オブザーベーションに登り
ニューヨークのダウンタウンを眺めたこともあって
仕事していた僕に、女房が慌てふためいて連絡してきたことを思い出す。
近年、東南海大地震が噂され、近い将来に大きな地震が、この地方をも襲うかもしれない。
大きな広範囲の災害に対し、どこまで自分たちは準備できているのか?
また、そのような大規模災害を乗り越える術をもっているのか?
煙草をやめるという小さなことで悩むより
いつ起きても不思議ではない大災害に対して備えることを優先する方が大切かもしれない。
毎日、この時間となると痰が絡む。
咽の奥の方で、猫がごろごろのどを鳴らすような
荒れた呼吸音が聞こえる。
そろそろ煙草を真剣、やめたほうがよさそうだ・・・
過去40年以上の年月を煙草と共に生きてきた。
主治医の先生からは、禁煙のストレスを負いながら
煙草を辞めなくていいよ!の言葉に甘えて
今まで吸い続けてきた。
いや、毎晩、やめようと思うのだけど
朝になると、全てあっさりと忘れて
朝食後の煙草は最高にうまいね!と思いながら
毎日の喫煙習慣が再スタートする。
こうやって、だめだ!と思いつつも、自分が大病を患い
ひとしきり反省するもののすでに後悔先に立たずとなってしまうんだろうな。
鈴鹿中央病院の病棟で、同室の年配者が
「なんで、こんなん、なってしもたんやろ??!!」の言葉のように。
人間って学ばない者なんでしょうか?!
明日、もう一日だけ吸ってから禁煙だ!と
またまた自分に甘い決心をしながら
結局、やめることを辞める!
そんな呆れた自分です。