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ブログ-施設長の部屋

2020/7/1
認知症を学ぶ会を翌日に控えて・・・

明日の夜7時半から、ますずがわ先生の「認知症を学ぶ会」が開催される。

ぼくは、座長として進行役を仰せつかっているので

今まで、何度もレジュメを読み直し、資料を調べて明日の研修に備えてみました。

今回の学ぶ会は、人間の脳の構造から認知症を学ぶ。

普段は、認知症の症状から脳の構造を学んでおり、

今回は逆の発想で、構造の器質的変化が、人間にどのような障害絵を与えるのか?

そこを切り口に、真鈴川先生に教えてもらうこととなる。

今回も、参加予定者には、事前にアンケートに自分が抱えている認知症の疑問点を書いてもらっている。

やはり、多くは認知症の困難事例が多く引き合いに出されテイル。

また、社会全体の認知症の理解が、介護に与える影響の重さも上がっていた。

認知症の人の一番難しいところは、短期記憶の障害、見当識の障害による

現状の理解が伴わず、不安な気持ちが高まり落ち着かない、外に出ようとする、指示が通らないことが

多くの介護職員が訴えている。

僕も、うちの新しい施設では、見当識障害と記憶障害の方が

過去と現在のごちゃまぜの世界で、不安な気持ちが継続している人がいる。

何度も何度も、繰り返し、不安感を訴えながら、ここには居られない、帰らなければいけない!と

徘徊が継続している人がいる。

決してすべてのことを理解できないわけではない。こちらの言うことは理解できる。

しかし、納得した直後から、また同じ不安感を訴えられる。

繰り返し、エンドレスに説明する職員自身がノイローゼになるほど

神経を擦り減らせている。

介護の世界でも、ニューカルチャーと称して、昔風のごまかしの介護ではなく

その人に心を添える介護を推奨している。

心を添えて説明しているつもりだが、明けても暮れても同じ心配事を訴える人には

職員も逃げ口が見いだせずに疲れ果ててしまいがち。

そこで、この研修の一番の強調すべき点とし、昔、僕たちが受験勉強中には

脳に適度な刺激を与えてやると記憶力が増す。と言われ

ガムを噛みながら勉強したkとをもい出す。

僕は、この点を認知症の人の介護に活用できないか?と考えている。

つまり介護方法の中でユマニチュード が、不安感の緩和に有用である。

ゆっくり手や腕をさすりながら安心感を与えるユマニチュードを合わせ

手を取りながら会話し、忘れてほしくないときには、手の握力を若干強くし刺激を変える。

そんな些細なきっかけが、記憶しにくい認知症の人に少しでも記憶の片隅につなげることが可能ではないか?

現に、認知症の人にも、新型コロナの危険性や完治できない難しい病であることを分かっている。

決して、すべての事柄を忘れるばかりでもなく、少しではあるが

記憶の一部に新しいことが刷り込まれることを思えば

会話する時、その人の目を見て、手をとり、時には肩を抱き話をすれば

不安でいっぱいだった感情も若干落ち着くことが出来るのではないか?

僕たちは、このような新たな接点を求めて、声掛けだけでなく

相手にこちらの気持ちを伝えることも大切なように思っている。


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