昨日は虹の丘グループホームの畑の草引き。
今日は、虹の丘グループホームの外食行事で近所のカッパ寿司へ行ってきた。
最近の回転ずしは、回転しない。
子供じみた模型の列車が、パソコン端末のパッドからの注文に応じて
列車が運んでくる。
流石に味噌汁等の汁物は、スタッフが運んでくれるが
全て、テーブル専用運行でやってくる。(笑)
北朝鮮の親分専用列車のように、他のテーブルを素通りして一直線。
非常に面白いシステムが取り入れられている。
昔のように、誰かが先に取ってしまうと、なかなか自分の好みの寿司が回ってこない。
そんなジレンマはない。
さて、入居者7名。一名は出発寸前にドタキャン。行かないと言い出した。
充分に話をしても変わらない決意を聞いて無理強いはしないことにして
職員一人が見守りの為に施設に残った。
7名+職員6名、総勢13名が3つのテーブルに分かれて座り
好きな物を選んでいただいた。
認知症でも短期記憶の障害を抱えると、色々と不便なことが多いようで
自分が注文した品を忘れる。それくらいなら職員がしっかりとフォローすればよいが
なかなか自分の思いを決定できない。
説明はするものの、いざ、その品事態を思い浮かべることが出来ないのか
意志決定ができない。結果的に職員が、判断してしまう。
まあ、ここも、相手の気持ちを読み取ると理解すれば、それはそれなりに意味はある。
しかし、一番の困ったことは、ただお昼ご飯を外食するだけのことでも環境の変化に
ついてこれなくなり、施設に戻ってからの自分がどこにいるのか分からなくなる。
ここは自分の家?私は何をしとんの?と不安そうな顔を浮かべて聞いて回る。
挙句の果てには、寿司を食べに行ったことも記憶の外に漏れ始め、お昼ご飯を食べたことすら忘れる。
認知症とは、そんな症状に苦しめられてしまう、聴けば聞くほど恐ろしく感じる病気であろう・・・
でもね、寿司屋さんに居る時、帰る車の中では、次は何を食べたい?!と話をする表情を見ていて
このわずかな喜びに、自分たちの支援が生きているんだ!と思えることが大事かなと思えるのです。
自己満足と言えば、自己満足かもしれないが、飯食ったことを忘れても良い。
旨かったのか,不味かったかの評価はどうでもいい。
みんなと一緒に、外飯を食うことに意味があると思う。