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ブログ-施設長の部屋

2019/1/9
忙しさの中から学んだもの。

これもよくある話だけど、

忙しさに追われて他のことまで気が回らない。

今まで長期間ブログ更新をできなかった自分のことでもあるけど

しかし、一昨年から(平成29年から30年末まで)の自分は

本当に忙しかった。なにせ新規社会福祉法人の設立認可申請と

グループホームの新設申請、同時に福祉医療機構からの借入申請に合わせ

三重県の協議会の運営、鈴鹿市のキャラバンメイト協議会の活動やら

自分が好きでやっている研修会の開催をこなしてきた。

うちのデイの管理者からも、わざわざ抱え込むのは性格ですね!と言われ

自分でも、こんな生活に自分から追い込んでいくようなところは紛れもない事実。

しかし、それでも、今回の忙しさは、僕の人生の中でも一番多忙でストレスフルな時期だった。

一日中パソコンにしがみついて書類や資料を作成し続ける毎日に

瞼がけいれんを起こし、毎日、出現するチックで目頭に違和感を感じながら

夜も眠くならない、眠っても直ぐに目覚める、とても浅い眠りの毎日が続いた。

眠りが浅いから、毎晩夢を見る。それも常に誰かに追われている、または、

殺されそうになっている夢ばかりをみていた。

胃腸の働きも当然のように低下し、汚い話であるが下痢が継続し

主治医に正直なところ、癌ではないかと診察をお願いしたほどだった。

さて、その忙しい毎日の何が苦痛だったかと言えば

抱えている作業の全てに締切が重なったことである。

今日中、明日いっぱいで!といった具合に、次から次に繰り返し締切があった。

複数の締め切りを同時に抱え込んでしまうと、それだけですべてを放棄したくなる。

自分の中でも何度かギブアップを真剣に考え

放り出すことも考えたが、続ける事が出来た。

その理由は、非常に単純で、放り出そうと根を上げそうな頃には

あまりにも多くの人たちが関わっていたこと。

例えば、行政の担当者、銀行、建築業者、設計士や地域の人々等。

その時点で僕が投げ出してしまうことは、その時点で自分の信用が失墜することだった。

別に見栄を張っているわけでもないが、僕には僕の立場があり、

そこに至るまでに関わって応援してくれた人々からの信用を失うことは避けなければならなかった。

今回の体験は、僕の人生初の経験と言ったが、僕はこの経験は非常に大きな影響を

撲自身のモノの考え方に影響したと思っている。

どれだけ忙しくっても、投げ出したくなっても、目の前の課題を一つ一つ、冷静にこなせば

山積みの課題も解消できるという自信がもてた。

そのために仕事の優先順位を決め、その順番に従い淡々と作業する。

雑に仕事してミスをなくすためにも集中して行う。

自分一人で処理できないところは、手伝ってもらえる人物を探す。

集中力にも限界がある、イライラが募った場合は拘らずに気分転換を行う。

そして、そんな時ほど時間が足らない。どうしてもオーバーワークになりがちである。

そんな時には決して無理をしない。締切に対しても正直に説明し締め切りの延長を交渉する。

交渉に際し自分に都合よい嘘でごまかさない。

相手の好意を裏切らないよう約束を守る。

そんな自転車操業のような綱渡りも、いつかは終わる。

だから焦らないで、正直に自分がやるべきことを淡々とこなし続ける。

これが僕が今回の経験から得たものだ。

でも、よくよく考えてみると、こんな切羽詰まった状況をこなす毎日って

僕が福祉を学んでいた時も同じような環境ではあった。

日本福祉大学で社会福祉学の卒業の単位を稼いでいるなかで

国家試験の勉強と実習が重なっていた時も同じようなモノだった。

福祉と言っても、社会福祉士のテリトリーは広い。

高齢者だけでなく障害者、社会保障や法律と医学等のかなりの教科をまとめなければ

いけないからだ。日本福祉大学は、全ての提出書類や資料に関して非常に厳しい基準を

設けていた。文字の級数、フォントから半角と全角の使い方までを管理してきた。

小さな枠内に手書きで文字を記入するなどは当たり前。

字数制限にも厳しかった。そんな厳しい中で学んできたから

今の行政への提出書類などに対応ができていると思う。

人生、本当に何でもやってみる事。与えられた課題に背を向けない。

自分流の理由(言い訳)をつけようとしないで、とにかくやってみる。

やってみると、意外と出来ないと思うこともできてしまうものです。


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